ミャウティンと庭

忙しくても楽にメンテナンス、葉も花も楽しめる庭へ試行錯誤しています。時々猫のミャウティンも。

庭のシンボルツリー、高木の落葉樹ならおすすめは株立ちの「エゴノキ」

こんばんは、まりもです。

 

玄関先にシンボルツリーを植えたい・・

お庭に何か木を植えたい・・

と考えたとき、何を植えたらいいんだろう?と迷ってしまいますよね。

まずは、常緑樹にするか落葉樹にするか?

目隠ししたい場所や玄関先など冬でもグリーンが欲しい場所には常緑樹が向いているでしょう。

しかし落葉樹ならではのメリットもあります。

夏は繁った葉で木陰を作り、冬は枝だけになり日差しを通してくれます。そのため街路樹も落葉樹なのだそう。また秋の紅葉など、四季それぞれの美しさを楽しめるのもいいですよね。

今回は庭のシンボルツリーにおすすめの落葉樹「エゴノキ」の魅力と、なぜおススメなのか、その理由をまとめてみたいと思います!

 

エゴノキ

 

エゴノキは自然樹形が美しい樹木です。手入れは不要な枝を根元から切り落とす程度で、基本的に放置で枝ぶり良く育ってくれます。

春バラの咲く時期、北東北の当地では5月下旬から6月はじめに星の形をした白い花がぶら下がるように咲きます。

花付きがよく、満開の花で覆われた姿は見事です!

 

 

花が散るとすぐに、うすい緑色の実を付けます。

小さいドングリのような形をした美しく可愛らしい実です。

 

 

エゴの実にはサポニンという成分が含まれ、昔は石鹸の代わりに使われていたそうです。食べるとえぐみがあり、それがエゴノキの名前の由来となっています。

人間には有害な成分ですが、野鳥には人気があり、実を食べにやってくる鳥を見ることができます。

 

 

初夏に実を付けてから、秋が深まり中から茶色い実が出てくるまでの長期間、この美しい緑色の実をつけた姿を楽しむ事ができます。

幹はなめらかで美しく、葉も小ぶりで爽やかな印象です。

 

左上の木がエゴノキ、右上の木は常緑樹のソヨゴ

数ある魅力的な落葉樹の中からエゴノキを選んだ理由は

樹形や花実の美しさに加えて特有の病気や害虫が少なく、メンテナンスが楽だからです。

高さ1.5m以下の低木であれば、害虫が発生しても株元にオルトラン等の撒くタイプの薬剤を使えば駆除できますが、高木では薬剤の効果が不十分になります。

姿の美しい好みの落葉樹の中から、毛虫などの害虫がつきやすいバラ科の樹木やモミジ、チャドクガが発生する事があるナツツバキなどのツバキ類を除外し、うどんこ病が見られることの多いハナミズキやヤマボウシは外しました。

そしてスペースに余裕のない庭で大きくなりすぎない樹種を、となるとちょうど良いのがエゴノキでした。

エゴノキの中でも一本立ちのものは大きくなるものが多いようです。

大きくなりすぎないように、また見た目が好みなので、我が家では株立ちのエゴノキを植えました。

9年前、植えた年のエゴノキ

9年前に、高木は左から順にカツラ、エゴノキ、ソヨゴを植えました。

それから6年後

 

 

初めから成長した株を植えたせいもありますが、9年前3本の中で一番大きかったエゴノキが現在、一番コンパクトにまとまっています。

右のソヨゴは立派に成長しました。

左のカツラは甘い香りの漂う丸い葉が素敵な樹でしたが、勢いが旺盛すぎて芯を止めてもどんどん成長してしまい・・。手に負えずこの翌年切り倒してしまいました。植えた年はとても華奢な株立ちだったんですが。植栽スペースはカツラの根っこだらけ、幹はものすごい丸太になってました(;'∀')

ちなみに秋の紅葉はこんな感じです。

 

 

手前の赤い低木がブルーベリー、奥の黄色~黄緑色がエゴノキ、その奥に見えるのがソヨゴです。

庭木の宿命、落ち葉問題ですが

常緑樹は落ち葉が出ないんじゃないかと思いがちですが(自分もそう思ってました、汗)常緑樹のソヨゴは春に新葉と入れ替わりに古い葉が落ちます。常緑樹でも落葉樹でも、木を植えれば落葉は避けられません。

その点エゴノキの葉は小さくて軽いので風で吹き飛ばされて無くなってたりして、あまり片付けには苦心しない部類です。

 

庭のシンボルツリーにおすすめ、満開の花も実も美しく、病害虫の少ない手間のかからないおススメの落葉樹エゴノキでした。

 

 

 

低・中木のおすすめ落葉樹についてはこちら

 

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常緑樹についてはこちらにまとめています

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます!

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