こんにちは、まりもです。
雪と枝だけの冬は、暖かかった時期の庭を振り返るシリーズ
今回はギョーのフレンチローズ「フランシスブレイズ」を紹介します。
フランシスブレイズはコーラルピンク色、カップ咲きのバラ。
花びらの枚数はさほど多くありませんが、華やかで可愛らしく上品な印象です。
この花びらが意外と少なめなのに華やかに見えるバラというのが好きです。花後の片付けをいくらかでも楽にしたいので(;'∀') 耐病性が強くお世話も簡単と、ローメンテナンスにバラを楽しみたい自分にちょうどいいのです。
花びらは厚くハリがあり、しっかりした質感。
また花首が丈夫なためうなだれず、美しい花の形を保ったまま咲き進みます。
咲きはじめはシュッとしたエレガント系、咲き進むと花びらのふりふり感が出て可愛くなってきます。
レースのような花が繊細なオルラヤや、紫色のクレマチス「クリオネ」と一緒に植えています。去年鉢植えにお引越ししましたが、以前は白いクレマチス「マリアコルネリア」もこの場所に植えていました。
気取らないナチュラルな雰囲気が可愛いマリアコルネリアとフランシスブレイズ
実はこのフランシスブレイズ、初めは庭のメインのボーダー前列に配置しようと思ってお迎えしました。
庭づくりをはじめてすぐの頃
バラ育て1年目の自分はボーダー後方のオベリスクに濃いローズピンクのバラ「ローズポンパドゥール」を植え、前列メインの場所に白バラ「アイスバーグ」を植えました。
アイスバーグは植えてすぐに立派な株に育ち、たくさんの花を付けてくれました。
このアイスバーグの隣に、濃いローズピンクと白と調和する、アイスバーグの株姿に引けを取らないバラを配置したいな・・と考えて選んだのが、「フランシスブレイズ」でした。
カタログ上は樹高1mとなっていたのでアイスバーグの隣にちょうどいいかなと思ったのですが・・・。
育ててみると春の一番花の頃はいいんですが、夏以降は枝が伸びて株の姿がまとまりずらいんです。
ボーダー前列にはどうもしっくりこない。
そんなフランシスブレイズの株姿問題とともに、数年バラを育てるうちに気になってきたのが、ボーダーとバラの病気問題。
春の姿は美しいけれど、ボーダーの中にバラを植えると夏以降に出てくる黒点病などの病気で葉っぱを落としてしまうのが気になっちゃうんですよね。耐病性の強い品種を選んで育ててますが、雑木などと混植するボーダーの中で健康にバラを管理するって難しいんだなあと。
日中は忙しくて庭のメンテに時間が取れない、頻繁に強い薬剤も使いたくない。
そこでこの場所には病気を気にせず育てられるバラ以外の植物を配置することにして、アイスバーグは掘り上げて鉢で育てる事にしました。後方のローズポンパドゥールはアイスバーグよりは黒点病に強く、さほど葉を落とさないのでそのままにしました。
そして今フランシスブレイズがある壁際のオベリスクには、最初バラの家さん作出の「モンクゥール」を植えていました。
バラ初心者の自分は、モンクゥールの説明書きに「樹高1.5m」と書いてあったのでお世話できる範囲内だろうと思ったのです。
ところが実際育ててみると特に夏以降ニョキニョキと長く伸びる品種で背の低い自分には手に負えず、生育旺盛すぎて2m越えの枝は台風が来ると大暴れ・・・。
ある年、強風にあおられてオベリスクごとひん曲がってしまいました。危うく窓も割れそうな勢いで(-_-;)
そんなわけで我が未熟さゆえ申し訳なくも、モンクゥールとはお別れしました。小ぶりなコロンとカップ咲きの花が房咲きになってとても可愛いかったのですが。
そして空いたこの場所に、フランシスブレイズを植え替えました。
ここは化粧砂利スペースの中に独立した植え穴を掘っており、わりと病気にかかりずらく健康的に育ちやすいみたいです。
夏以降の枝が伸びるフランシスブレイズにはオベリスク仕立てが合っているようです。
良く返り咲いて、夏の暑さにも強く整った花を咲かせます。
8月上旬、真夏のフランシスブレイズ
香りも良く、新葉のマットな質感もお洒落で好きです。
秋は深く濃いピンク色で咲きます。
11月のフランシスブレイズ
昨年の冬の寒さで枯死してしまった枝が多く、昨シーズンは少々パワーダウンしてしまったフランシスブレイズ。
今年はしっかり冬囲いしましたが、10年に一度と言われているこの寒波を乗り切ってまた6月に素敵な花を見せてくれるといいなぁ。
フランシスブレイズとともに庭の植栽の変遷も振り返った今回でした。
最後までお読みいただきありがとうございます!
ガーデニング