ミャウティンと庭

忙しくても楽にメンテナンス、葉も花も楽しめる庭へ試行錯誤しています。時々猫のミャウティンも。

芝生を剥がしてレンガ敷きの庭に

こんばんは、まりもです。

昨年、とうとう庭の芝生をはがしました。

雑草防止のグラウンドカバーのために芝生を植えて10年つきあいましたが、もっとローメンテナンスな庭にしたい

そして奥の植栽スペースの緑が充実してきたので、景観的にもう芝生の緑がなくても大丈夫かな?という思いもあり

 

芝生があった去年の庭

猛暑がおちついて涼しくなった昨年秋、ついに重い腰をあげました。

そんな広い面積ではありませんが、芝生剥がしは今までのどんな庭仕事より重労働でした!!

芝生剥がしの経緯や詳しい様子については、昨年こちらの記事に載せています

 

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剥がした芝生をひっくり返して乾燥中

 

また、剥がした芝生を廃棄するために土を落とす作業も地味ーに大変でした。

 

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これらのツラい重労働を終えて、やっと楽しい作業に入っていきます!

ここまで芝生を敷く直前、10年前の整地した状態にタイムスリップできたら、と何度現実逃避したことか(;'∀')

 

剥がした後の地面は何かしらで覆わないと雑草が生えてきてしまいます。

素人がDIYでできる方法としては

・人工芝を敷く

・化粧砂利を敷く

・レンガを敷く

あたりかと思いますが、この場所は植栽スペースに接していて落ち葉も出るので、砂利や人工芝は掃き掃除が大変そうです。

そうなると残るは「レンガ敷き」

一番施工が難しそうなやつですが、後々のメンテナンスを考えて頑張ってレンガを敷く事にしました。

 

まずは地面を平らに整地します。

専用の道具があればいいのでしょうが、一度きりなので安くて簡単に手に入るものでやっていきます。適当な板材の両側を持ち、ガリガリと地面を削って平らにしていきました。

 

 

糸を張って水平を測る、とかの方が仕上がり良いのでしょうが、ここは目視でやっていきます(;'∀')

表面に凹凸がないようにならして、目線を地面に近付けて横からチェックします。

 

 

枕木の通路側を高く、植栽スペース側に向かって低くなるように少し傾斜をつけました。といっても見た感じ、目視です。

そして転圧機とかあったら良いのでしょうが、ないので長靴で踏み固めていきます。

多分この整地が美しい仕上がりのキモになるので、踏んでも沈み込まなくなるまで根気良く続けていきます!

 

こうしてベースがキレイに整ったら、防草シートを敷いていきます。

ホームセンターの店舗で売っている物は品質の割にお高く感じたので、ネットで評判の良さそうなこちらにしました。

 

 

 

しっかりした不織布で厚みがあり、シート自体の質はとても良かったです!

ただ附属の固定ピンはプラスチック製で、打ち込むと頭の丸い部分がぽろっと取れてしまい意味なかったです。今回はシートの上にレンガを敷き詰めるのでピンがなくても問題ありませんが、固定が必要な場合は別途ピンを用意した方がいいかも。

足りるだろうと思っていたのが、砂利敷き部分にも使いたくなって足りなくなってしまったので追加で別のシートを買い足しました。

 

 

シート自体は先のものよりすこーし薄いかな?ピンは壊れなくて良かったです。

簡単にハサミで切れるので枕木で作った通路部分の曲線に合わせてカットし、隙間が空かないように、境目は重ねて敷いていきます。

多分通常は防草シートの上に砂を敷いてから、レンガを敷くかと思います。

敷くレンガの厚み+砂を敷く厚さの分、地面を掘り下げて整地しておくのでしょうが、掘り下げた土を持っていく場所もないし面倒なので、砂は敷かず防草シートの上に直でレンガを敷く事にしました。

 

そしてレンガ選びですが

地面を掘り下げたくないのと施工をラクにしたいので、なるべく薄くて軽いもの

素人のDIYなので粗が目立たないようにラフな感じのレンガを選びました。

 

 

ベージュとオレンジどちらも素敵でしたが、昔から敷いてある隣の連結タイルと色のトーンを近づけるためオレンジ系を選択。

「ハンペン」という通常の半分の厚みのレンガです。

これが他のレンガに比べてとても軽くて良かったです!なんせ非力なので(-_-;)

全部で460個購入して、貸し出しのホームセンターの軽トラ使って自宅まで積み下ろししました。

防草シートの上に並べていきます。芝生剥がしに手こずったので、もう雪が降ってます。

 


レンガ敷きでどうしても必要になってくるのが、中途半端なサイズのレンガです。

初めや終わりに半分サイズが欲しいとか、曲線があると半分より小さいサイズも欲しくなります。

レンガを割る方法は様々調べたのですが、一番簡単確実にできそうなのは「レンガタガネ」を使う方法です。これは身近な道具で代用は無理そうなのでコチラを購入

 



割りたいサイズにレンガの表、裏、左右ぐるっとひと回りレンガタガネを当ててタガネのおしりをハンマーで軽く叩き溝を作っていきます。

 

 

できた溝にレンガタガネを当てて、強くハンマーを打ち込めば溝に沿ってレンガが割れます。非力女子でも大して時間かからず簡単にできました。

コツは目で見てしっかり分かるくらいの溝をぐるりと一周付ける事、その時はコツコツとハンマーは軽く当てる事、溝ができてから割る時はガツンと強くハンマーを打ち込む事です。

 

 

半分サイズにするのは割と簡単キレイにできますが、もっと小さくしようとすると変な割れ方をしてしまったりもしました。これは上手くいったやつ。

 

 

芝生を剥がす作業に比べたら、レンガを並べていく作業自体は何てことありません。

キレイに整地できていればあっという間だし達成感もあります!

 

 

最後のエッジ部分、植栽スペースとの境目はレンガが動かないように板材を埋め込んで固定しました。

 

 

曲線部分のエッジはレンガを立てて埋め込んで固定。

 

 

エッジ部分は埋め込んだ木片やレンガが同じ高さに仕上がるように少し地面を掘り下げたので、この作業はちょっと面倒でした。でもエッジをガッチリ固定すれば後々までレンガがずれずにキレイな状態をキープできるんじゃないかと思います。

全てレンガを並べ終えたら、上から目地に砂を入れ込んでいきます。

 

 

けちって「細目砂」を使いましたが、白い「珪砂」を使えば仕上がりがもっと美しいと思います。

箒で掃いても全然目地に入っていかないので、結局手袋をはめてレンガの表面を払うようにして入れ込んでいきました。

春になって地面の雪が解け、表面が沈んでいる部分があったので、そこはレンガをよけて少し下に砂を敷いてレンガを敷きなおしました。

完成です!

 

 

これで芝生との闘いから解放されました(*'▽')

いや芝生は芝生でキレイだったけれども、10年間庭に緑を提供してくれたけれども。

しかし化粧砂利スペースや他の生えてほしくない部分に地下茎伸ばして侵食してくる心配がなくなったので大分ラクになりました。さらに庭をローメンテナンス化できたかと思います!

芝生をやめてレンガ敷きの庭にする工程をまとめた今回でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

ガーデニング