お庭があれば必発するお悩み
それは雑草対策ではないでしょうか。
このコロナ禍でおうち時間が増えた方も多いかと思います。
植物を育てたい、緑に囲まれた暮らしがしたい・・
木々や葉の緑、お花のつぼみが膨らんでいく様子にわくわくする生活は素晴らしいですよね。
ただ、限られた時間の中で庭の管理をするのは、実はなかなか難しかったりします。
仕事、家事、育児、趣味
やりたい事がたくさんある中で草むしりに時間や労力を費やすのは大変(;'∀')
忙しい毎日の中でガーデニングを楽しむためにも、雑草対策に追われる前にあらかじめ庭をローメンテナンスにしておく事は
忙しい人
力のない女性
体調を崩してしまった方
年齢を重ねて体力が落ちてきた方にも、メリットがありますよね!
雑草の生えにくいお庭にするには、初めに庭をどう設計するかが重要です。
今回はDIY超初心者の自分が、8年前ローメンテナンスな庭をつくるために取った方法と、その結果どうだったか?良かった点と、8年経った今、後悔している点も紹介したいと思います!
庭をローメンテナンスにするために、初めに一番大切な事
それは土が露出した面積を極力少なくすることです。
土があれば、そこから雑草が生えてきます。
草むしりを減らすには、表面がむきだしになった土の面積を狭くするしかありません。
植物を植えるスペースを限定して、残りの部分は何らかの方法で地面を覆ってしまうのです。
ガーデニングを楽しむのに土を減らす?と思われるかもしれませんね。
雑草対策のためには、限定した植栽スペースにメンテナンスできるだけの植物を効果的に配置すると後々楽になると思います。
見栄え良く地面を覆う方法としては
- 一面モルタル仕上げ
- タイル張り
- レンガ敷き・石畳
- ガーデンストーン・玉砂利を敷く
- グラウンドカバーになる植物を植える
- 人工芝を敷く
などが考えられます。それぞれの特徴についてざっくりと見ていきましょう。
モルタル仕上げ・タイル張り
モルタル仕上げやタイル張りのお庭は、景観に高級感があって素敵ですよね。
植物を植えれば落ち葉も出ますから、掃き掃除が楽というのも大きなメリットです。
しかし庭のちょっとしたスペースになら可能ですが、広範囲にモルタルを塗り、美しく仕上げるのは慣れない素人には至難の業です。
自分は新築の際に余った角材があったので、それををペイントして駐車場と庭の境目に設置してみました。その角柱設置の際と、庭入口にアーチを設置する際にもモルタルを使いました。
その結果、そういった狭いスペースをモルタルで埋める作業はできましたが、庭の広い範囲をモルタルを使ってキレイに平らに仕上げるのは自分には難しいだろうと感じました・・。
また、タイル張りした場所は夏は直射日光で暑さが厳しくなります。日当たりの良い場所をタイル張りするなら、暑い季節は木陰やシェードで日よけして快適に過ごす工夫も必要かもしれません。
レンガ敷き・石畳
レンガや石畳を敷くには目地をモルタルにする場合と砂にする場合があります。タイル張りと同様にレンガ敷きや石畳でも目地をモルタルにするなら、広範囲の施工は初心者にはハードルが高いと感じます。
目地を砂にするのなら、根気があれば初心者DIYでもいけるかもしれません。自分は狭い範囲ならできそうだと感じたので、一部、手軽にジョイントされた石畳風のマットを使ってDIYしたスペースもあります。
芝生の上側が、石畳風にDIYした部分です。
ホームセンターで買った45センチ四方、正方形のジョイントされた石畳風の敷材を計6枚使いました。
地面を整地したあと、買ってきた砂を敷いて平らにし、その上にジョイントされた敷材を敷いて目地に砂を入れ込みました。
これくらいの狭い範囲なら、DIY初心者の自分でも簡単に施工することができました。設置してから8年間そのままの状態なので、タイルの表面が多少欠けたり、凹んで土が溜まったりはしていますが、歩きやすく雑草対策の効果もあると感じます。
面倒なのでやっていませんが、やり直そうと思えば、タイルが沈んでしまった部分の下に砂を敷き直して平らにすることも可能です。
さて、モルタル仕上げ・タイル張り・広範囲のレンガ張り・石畳にするといった方法は自分には難易度が高いと除外したところで、残った方法から我が家の庭のレイアウトを考えました。
その結果、庭全体の約4分の1だけを植栽スペースにして、ほかにレンガで区切って子供が好きなものを植えられる花壇も設置し、残った部分には、間にコンクリート製の枕木で通路を作って、右側にガーデンストーン(玉砂利)、左側には芝生を敷くことにしました。
上の画像は8年前の春にDIYで庭づくりをしてから5か月後の様子です。
家の新築の際、外構工事として道路と庭の境界にフェンスの設置、駐車場のモルタル仕上げ、玄関アプローチのタイル張りとウッドデッキの設置、そしてフェンス側の庭の奥約4分の1の植栽スペースと花壇への黒土の入れ替えは業者さんにお願いしました。
黒土を入れたもらった以外のスペースは現状引き渡しだったので、庭の大部分は元々こんな感じでした。
小石をよけて地面の表面を平らにならす所から、スタートしました!
ガーデンストーン・玉砂利を敷く
ガーデンストーンや玉砂利を敷きつめると、水はけが良くなりぬかるみ防止になり、歩くとジャリジャリと音が鳴って防犯効果も期待できます。
イエロー系、ピンク系やホワイト、ミックスなど、石の色味によってお庭の雰囲気をガラッと変えることができます。また丸みのある玉砂利や小石状など、石の形や粒の大きさで印象を変えられるのも面白い所です。
砂利を敷き詰めるだけなので、初心者にも簡単に施工できます。
以上のメリットから、うちではガーデンストーンを敷き詰めてみました。
コンクリート製の枕木で通路を作って、芝生の右側にガーデンストーンを敷きました。
色味はミックスです。
砂利を敷くだけなので、簡単に施工できました。
8年経った現在の砂利敷きの様子はこちら
雑草防止の効果はかなりあると感じます。
年数が経ち、石の表面は黒ずんできています。
自分はあまり気になりませんが、黒ずみを気にされる方は明るい色味の石は避けた方が良いかもしれません。
また、うちでは砂利の下に防草シートは敷きませんでしたが、防草シートを敷くことで砂利の地面への沈み込みや黒ずみも軽減されそうです。雑草防止のためにも防草シートを敷いた上に砂利を乗せればなお良いでしょう。木の下など落ち葉の多い場所だと掃き掃除が難しいというデメリットはあると思います。
グラウンドカバーになる植物を植える
ほふく性のある植物を植える事で地面を覆い、他の雑草が生えるのを防ぐ方法もあります。
グラウンドカバーになる植物を植える事で美しい緑の景観が得られ、夏場の暑さ対策にも有効です。
うちでも庭のレイアウトを考えると緑を取り入れたかったので、グラウンドカバー植物を植える事にしました。
踏みつけの圧に耐えられる植物の中から、芝生を選びました。一部、枕木の近くにリッピア(ヒメイワダレソウ)も植えてみました。
地面の小石を取り除き、平らに整地してから砂を撒いて、奥の植栽スペース側に向かって少し傾斜をつけて平らにし、ホームセンターで買ってきたマット状の芝を植えました。
芝の間の目地に芝生の目土を入れましたが、植えて半年後には目土を入れたスペースにも芝が成長して、きれいな緑の絨毯ができあがりました。
芝生を張って8年後の今、正直な所、芝生は管理にとても手がかかると感じています。
芝を刈り、熊手を使って枯れ葉を取り除き、肥料をあげて・・といった芝を美しく保つための管理なら、手がかかることはかかりますが、まず楽しめる範囲です。
本当に大変だと感じるのは、芝はどんな狭い隙間でも入り込んで広がっていってしまうという点です。
我が家の場合、レンガで区切った花壇の中にもレンガの隙間から芝が侵入してきますし、石畳の目地の中にも、コンクリート枕木の下を通ってガーデンストーンを敷いたエリアにも、芝が入り込んできてしまいます。
はびこってきた芝を取り除く作業をしていると、もはや雑草以上に手強いのではないかと感じます(-_-;)周囲をコンクリートなどで完全に区切られたスペースなら良いかもしれませんが、そうでないと芝生を楽しむのはなかなか大変。
また、芝生の上にも思った以上に他の雑草は生えてきます。それらを取り除くのにも手間がかかります。
一方リッピア(ヒメイワダレソウ)については、芝生ほどの大変さは感じません。
芝のように地面に潜り込んで伸びるのではなく表面を伸びていくので、邪魔になるほど伸びてきた部分については、伸びたその年のうちであればペリペリと根っこまで一続きにはがすことができます。小花を付けますが、その花もとても可愛いですよ。
ただ冬を越すと翌年は茎がもろくなり、一続きにペリペリとはいきません。また、冬に地上部が枯れて見苦しくなるので春に枯れた部分を取り除くなど、やはり植物なので一定の世話は必要になります。
補足ですが、現在はリッピアが品種改良され、より育てやすくなったクラピアという品種も出ているようです。
雑草防止効果の面からは、芝生と同様、リッピアを植えた上にも他の雑草は生えてきますので、人工物で地表を覆うよりはメンテナンスに手間はかかります。
それでも自然の植物でグラウンドカバーがしたい場合には、自分は芝よりはリッピア(今ならより進化したクラピアが良いのかも)の方が楽かなと思います。
人工芝を張る
8年前の庭づくりの時は人工芝と言えば昔ながらのプラスチックのような緑色のものという認識でしたが、今では枯れ葉も混じったような自然な感じの人工芝がホームセンターで手に入ります。
整地して防草シートを敷いた上に、そのようなナチュラルな見た目の人工芝を敷くのもメンテナンスが楽な方法かと思います。
デメリットとしては、やはり人工物なので夏は暑くなること、紫外線で劣化し耐用年数があるので、いずれ張り替えが必要になる点は考えておかなければならないかと思います。
アイリスオーヤマの人工芝は、枯れ葉も混じったようなナチュラルな見た目と柔らかな風合いで紫外線コートも施されています。しかも防草シートと一体化されているので施工の手間が少ない優れもののようです。
DIYして8年後の感想・まとめ
我が家では庭の管理を楽にするために、ガーデニングを楽しむための植栽スペースを限定し、他のスペースはDIYで
- 砂利(ガーデンストーン)敷き
- コンクリート枕木の設置
- ジョイント式敷材で石畳風
- 芝生張り
してみました。
上の3つについては、初心者の女性の力でも問題なくDIY施工できました。雑草防止効果についても満足で、庭のメンテナンスを楽にする効果があると感じています。
芝生については、施工は初心者の自分でもできましたが、正直ローメンテナンスとは言い難いです。境目を区切っていても広がっていく芝との闘いになりますし、雑草防止効果も微妙です。
今の芝生は将来的には剥がして、その部分には人工芝を張るか、がんばって石畳風にDIYするか、防草シートを敷いた上におしゃれな砂利を敷くか・・で考えています。
以上、DIY初心者の自分が8年前にローメンテナンスな庭をめざして庭づくりをしてみた実際と感想でした。
また今回は初めにどう庭を設計すればローメンテナンスにできるか?
というお話でしたが、今後植栽コーナーに植えた植物の中で、管理が楽で美しく保ちやすい植物や、逆にこれを植えて大変な事になった!という例も紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!