こんばんは、まりもです。
先日庭のイングリッシュローズ「デズデモーナ」を紹介しましたが
今デズデモーナがいる場所
庭づくりを始めた当初は別のERを植えていました。
今日はそのイングリッシュローズ「ウィンチェスターキャシードラル」の思い出を綴ってみたいと思います。
ウィンチェスターキャシードラル
「ウィンチェスターキャシードラル」は
イングリッシュローズの名花「メアリーローズ」の枝変わり
可愛らしいピンク色のメアリーローズに対し、白花のウィンチェスターキャシードラルは清楚な印象です。
こんもりと形よく茂り花付きも良いため、春の満開時はみごと
オールドローズを思わせる気取らない上品さ
クシュクシュした重ねの多い花びら
個人的にものすごく好みなお花です。
白花のウィンチェスターキャシードラルですが、一番花は別の品種じゃないかと思うようなベビーピンクで咲きはじめたり。
そのレアな姿が超絶美しかったりして
そして開花が進むにつれピンクが淡くなり
いつもの白いキャシードラルに近づいていく姿が、息をのむほどきれい。
ウィンチェスターキャシードラルを庭にお迎えしたのは庭づくりを始めた1年目の年。
春に大苗で迎えた「ボレロ」と「アイスバーグ」の美しさですっかりバラの虜になった自分は、バラ園からの前年の秋に予約しておいたイングリッシュローズ「ジェントルハーマイオニー」「コーヴェデイル」の新苗作りに失敗して納期が遅れます、との連絡に待ちきれなくなって
もっとバラを植えたい!
と実物を見たこともないのに、初夏にネットで在庫のあった3つのバラを注文しました。
そのうちの2つをフェンスの前に配置することにして
相性の良さそうなイングリッシュローズの「ザラークアセンディング」と「ウィンチェスターキャシードラル」を選びました。
あっさりした半八重のカップ咲きでアプリコットオレンジのザラークアセンディングと、花びらが多くフリフリで華やかな白いウィンチェスターキャシードラルを組み合わせたら素敵なんじゃないだろうかと思ったのです。
思った通り、このふたつのバラの共演は最高でした。
春の一番花の景色はいつまで見ていても見飽きません。ほんのり漂う甘い香りも幸せな気分にさせてくれます。
植えて間もなくウィンチェスターキャシードラルはこんもりと形の良いドーム型の樹形に成長しました。
春の一番花までは何の問題もありません。
最高すぎるくらいです。
問題なのは梅雨に入ってから
花弁の多いウィンチェスターキャシードラルは、まさにバサバサと散ってしまうタイプのイングリッシュローズだったのです。
ウィンチェスターキャシードラルは家庭菜園コーナーの近くに植えたため、梅雨とバラの満開が被りがちな当地では、濡れた黒土に大量の花びらが散って片付けが大変な事になってしまいました(-_-;)
夏を過ぎると元気なシュートが伸びすぎてしまうし
強い品種を集めたうちのバラの中では耐病性もいまいち。。黒点病がここから発生してしまう感じ。
植えた場所も良くなかったのでしょう。
そんなこんなで、この場所には耐病性が強く管理の楽な植物を配置したくなって
コンパクトなアジサイにしようかとも思いましたが、残されたザラークアセンディングと花期を合わせるとなるとやっぱりバラ?となり
ウィンチェスターキャシードラルの後釜には、耐病性が強くコンパクトな白バラの中からデズデモーナを選んだのでした。
バサバサ散りがちなERなら花弁が少なめな品種を選ぶようになったのはここから
元々は花弁の多いウィンチェスターキャシードラルのような花の形が大好きです。
しかし仕事をしながらラクに庭を楽しみたいとなると、ローメンテナンスな方向へ進まないと追いつかない部分もあり
ウィンチェスターキャシードラルはお譲りして
きっと今は梅雨と満開が被らない土地で美しい花を咲かせているかと思います。
ウィンチェスターキャシードラルの美しさは写真を見返して楽しむ事にします。
いつかデズデモーナもキャシードラルの一番花のようにモリモリと華やかに咲いてくれることを夢見て…。
さて過去から時を戻して今週の庭へ
デズデモーナは一番花の最後の二輪を咲かせています。
淡ーいピンクのクレマチス「エンテル」と
家に入って
洗面所で洗い物をしているとミャウティンが
水が飲みたいとアピールしてきます。
蛇口からの水を両手ですくってあげると何杯もお替りして飲む姿がカワイイのですが
両手ふさがってしまうので写真に撮れないのが残念。
かわりに窓からの風に吹かれながらソファで涼むミャウティンです。
最後までお読みいただきありがとうございます!