ミャウティンと庭

忙しくても楽にメンテナンス、葉も花も楽しめる庭へ試行錯誤しています。時々猫のミャウティンも。

春休みの東京旅【憧憬の地 ブルターニュ展・国立西洋美術館】

こんばんは、まりもです。

 

春休みに東京旅の続きです。

自分にとって東京を訪れる一番の楽しみは美術館。

好きな画家の作品を訪ねるも良し、新しい作品との出会いを楽しむも良し。

現在東京で開催されている展覧会では東京都美術館のエゴン・シーレ展が気になりますが、今回はファミリーでの旅行とあって

家族を付き合わせるならこちらかな?という事で、国立西洋美術館の「憧憬の地 ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展へ行ってきました。

 

国立西洋美術館の敷地に入ると、さっそくロダンの彫刻がお出迎え。

贅沢すぎる!!

 

オーギュスト・ロダン「地獄の門」

 

企画展は時間制のオンラインチケットを事前に購入しておきました。

土曜日は開催初日の16時、混雑状況はというと、入り口付近は少々混みあっていましたが中ほどに進むと解消。

そして絵画によっては写真撮影OK!

というか、目玉の絵画は軒並み撮影OKな作品が多かったです。

作品を目の前にした感動を、後で自分で撮った写真で追体験できるのは嬉しい!!

特に印象的だった作品をいくつか紹介していきます。

 

アルフォンス・ミュシャ「岸壁のエリカの花」「砂丘のあざみ」

ミュシャの描く流れるような長い髪は女性を美しく見せる最大の装飾物だなぁと思うのですが、こちらの作品のような纏め髪の女性も清楚ですね。

捻った腰に長いリボンの垂れる構図がキマってる。

 

クロード・モネ「ポール=ドモワの洞窟」

クロード・モネ「嵐のベリール」

モネの描く断崖のあるブルターニュの海岸の風景。

色彩豊かな穏やかな海と、嵐の日の灰色に荒れた海。

 

 

ゴーガンは鮮やかな色使い、風景からも人物からもどっしりとした力強さが伝わってきます。昔美術の教科書ではゴーギャンと習いませんでしたっけ??

 

ポール・ゴーガン「海辺に立つブルターニュの少女たち」

 

黒田清輝さんの油彩は湖畔に浴衣姿で佇む日本髪の婦人画が有名ですが、この作品は激しい筆づかい、光と影のコントラストが強い印象を与えます。

黒田清輝さん好きになりました!

 

黒田清輝「プレハの少女」

藤田嗣治さんの「十字架の見える風景」と、実際に藤田さんが海外への旅に使われていたトランクの展示も素敵でした。これらは残念ながら撮影NG。

「十字架の見える風景」は記念にポストカードを買って帰りました。

 

買って帰ったお土産。右下が「十字架の見える風景」

 

そして企画展を鑑賞した後は、常設展へ。

この時すでに17時半、金曜と土曜は20時まで開いていますが、普段は閉館の時間。常設展の方は人もまばらです。

やった、思い切り鑑賞を楽しめる!!

 

コルネイユ・ヴァン・クレーヴ「プシュケとキューピッド」

 

フランダースの犬で主人公のネロが、その作品を見たいと憧れていた画家、ルーベンス。

 

ペーテル・パウル・ルーベンス「眠る二人の子供」

 

ドガの踊り子はやはり魅力的。

視線を引き付けられます。

 

エドガー・ドガ「舞台袖の3人の踊り子」

 

モネの睡蓮。

人が少ない時間帯でも、この絵の前には鑑賞する人が絶えません。納得ですよね!

 

クロード・モネ「睡蓮」

 

オーギュスト・ロダン「化粧するヴィーナス」

 

ミロの油彩画はおおらか、宇宙人と交信してるような気分になれて好きです。

縄文時代の土偶から感じる感動に近いような。

 

ジョアン・ミロ「絵画」

大好きな画家の一人、ピカソの油彩。

 

パブロ・ピカソ「小さな丸帽子を被って座る女性」

 

そして今回最も心を動かされたのはゴッホ。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ「ばら」

 

自ら命を絶つ前年、入院した精神療養院に咲くばらを描いた作品だそうです。

激しく、ほとばしる筆致。

見つめていると、勝手に涙が出て止まらなくなりました。

こんなに心を動かされる絵に出会ったのは生きてる中で2回目です。

来て良かった!!(家族はグッタリしてましたが・・・美術館来るといつもこうなる(;'∀'))

 

東京旅1日目はここまで、次回に続きます!

 

最後までお読みいただきありがとうございます